KG FIGHTERS 第55回ライスボウル初優勝 2002年1月3日
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コーチのコラム(守備)
Fighters-Dの肖像堀口 直親
―力 〜新たな伝統へ〜 ―

凱旋

 TD誌の「お髭のりりしい」松本編集長が、ファイターズのコーチにとシャンペンをプレ ゼントしてくださいました。伊角さんが栓を抜くと、コルクが勢いよく飛びました。乾杯! そして記念撮影。待ちに待った至福の時って感じでしたね。まだ勝ったっていう本当の実 感はなかったんですが、とにかく元の酔っぱらいに戻っていました。
 午後7時の飛行機に乗ることになっていました。勝利の余韻にひたる暇などありません。 ほんの束の間、闘い抜いた選手たちを労おうと控え室へ。未だ4年生は姿が見えず。フィ ールドで記念撮影でもしてるんでしょう。下級生たちに一声、二声かけて外へ出ようとし ますと・・・・
 「堀さん、写真、写真!」
 と力哉が飛び込んできました。インスタントカメラを鞄から取り出すと、二人並んで記 念撮影。ちなみに、まだその時の写真をもらっていません。
 Rice Bowl Capは「星田に渡しといて」と平郡に頼みました。
 「ヘグ、賭けは俺の負けやね」負けて嬉しい賭けもあるもんです。

 急いで羽田空港へ。モノレールでは隣でコーチの村岡真介が爆睡していました。彼も緊 張から解かれたんでしょう。空港にてビールを1本。あまり冷えていませんでしたが、と にかくおいしく飲めました。そこでいろんな人から「おめでとう」と声をかけられ、だん だんと実感がわいてきました。
 機内。もちろん、飲んでました。
 伊丹空港到着。時計を見るなり、「このまま帰るんももったいないなぁ。」
 というわけで、トレーナーの油谷がよくいくという甲子園近辺の居酒屋へ直行しました。 そこで、次の便で帰ってくることになっていたAD宮本に電話しました。
 「全員、無事着いたか?」
 「はい。」・・・・随分と小声。彼は既にバスの中だったようです。
 「乗り遅れたやつとかおらんか?」
 「大丈夫です。」・・・・いつも通り冷静な返事。
 「そうか。ご苦労さん。」
 2件目の店は甲子園球場のすぐ近く。そこへ、年末に手伝ってくれた松下電工のQB高 橋公一夫妻を呼び出しました。二人の笑顔が、最高の祝辞でした。
 知らぬ間に、大寺が店の中で熟睡していました。ほんと、ご苦労様。

 不思議なことに、私はあまり疲れを感じていませんでした。おそらく、現役たちが私に 力を与えてくれたんだと思います。力強く育った現役たち。難攻不落の猛者相手に真っ向 勝負を挑んだ連中が、私をも無心にしてくれた、元気を与えてくれたようです。コールす ることを楽しませてくれるほどに・・・・
  その活力が、今なお残っているのも事実です。いつもならシーズン終了と同時に風邪を ひいて寝込むんですが、今年はまだ一度も寝込んでいません。年とるごとに、元気になっ ていくっていうのは、どういうもんなんでしょうか。
  とにもかくにも、力哉が「ライスボウルで社会人に勝つ」と宣言して始まった2001年の シーズンは、星田がしっかりしたD-Leaderに育ち、多くの下級生たちが最高のパフォーマ ンスを示してくれたことで、最高のEndingを迎えることができました。
  勇気と力を与えてくれた現役たちに感謝。

  ・・・・あ、矢野も凄かったよ。


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