日本大学戦レポート

 いよいよ2003年度新チームの開幕戦となった「KG BOWL」、対日大戦。今期より西宮に変わり、新たな関西アメリカンフットボール会場となった王子スタジアムにおいて行われた。オフェンスは試合開始直後より、QB出原からWR福井へのパス、RB岸のランなどで攻め込み、ゴール前9yds地点より、ショットガン体型からQB出原が自らエンドゾーンに走り込み、先制タッチダウンを奪う。
 ディフェンスも、日大伝統のショットガンからのパスを第1プレーでCB渡辺がインターセプトし、試合の流れをつかむ。オフェンスは今期から積極的に採用しているショットガン体型からパス、ランとくり出し、ゲインを奪っていく。そして第1Q、9:30にK中野が34ydsのFGを決め、10−0とする。その後も、WR福井・中島、RB岸・田中を中心に得点を重ね、前半を24−0で折り返した。
 後半に入り、QB出原から河野へと変わるもオフェンスはゲインを重ね、QB河野自らのラン、そしてWR五百川へのTDパスなどで得点する。ディフェンスもDL今東のQB SACK、LB平郡のタックルが日大オフェンスの前進を阻み、得点を許さない。第4Qになると将来性十分の新入生たちも試合出場を果たし、38−0で勝利した。
 春の初戦ということで新しいメンバー、新しいシステムの下、攻守ともミスが多かったが、若い選手がいろいろな場面で活躍を見せたのは大きな収穫だろう。今大切なことは、多くの選手が試合経験を積み、そこで出た課題を練習で克服し、一歩一歩着実に成長していくことだ。