神戸大学戦レポート

 第3戦、前節の近大戦で接戦を演じた神戸大学との試合。先制は関学。QB出原が50ydsのロングランでゴール前12ydsとエンドゾーンに迫ると、K中野が安定したキックでFGを決め3−0。その後QB出原はWR福井・中島、TE宗助らへ次々とパスを通し前進する。しかしWR中島へのTDを狙ったパスは失敗に終わった。一方、この日も好調のディフェンス陣はDL横田の好タックル、DB草野・LB池谷の鋭いパスカットなどで流れを関学に引き込もうとする。
 しかし第3Q、パントでミスの出た関学はゴール前1ydと神大に好フィールドポジションを与えてしまう。神大はその好機を確実に得点に結びつけ6−7、逆転を許してしまう。まるで前節のリプレイを見ているかのような試合展開。このままでは終われない関学、ここから意地の反撃を見せる。第4Qから出場のQB河野が負けじと自らのランで大きくゲイン。WR福井へのパスも決まり中野のFGに逆転の望みをかける。ここは落ち着いて決め9−7とし、接戦を制した。最後はルーキー岩城がインターセプト、勝利に花を添える活躍をした。
 関大戦敗戦後、チーム全員がもう一度自分自身を見つめなおして臨んだ2週間。その結果としての出来としては満足のいく結果ではなかったのかもしれない。しかし「勝つ」ことを掴み取った今、また2週間後の甲南大戦に向け決意を新たに挑戦していくだけである。今のFIGHTERSにとって「勝ち続ける」ことこそが目標達成のための最低条件であるのだから。