明治戦レポート



 今年55回目となる明治大学との定期戦。試合開始早々、関学ディフェンス陣が明大QB原田に襲い掛かりファンブルさせ、DB中島が押えて攻守交代。しかし、絶好の先制機にオフェンス陣はランプレーが進まず、得点に結びつける事ができずにパント。パスに切り替えた次のシリーズでQB尾崎はWR中林、杉田に次々とパスを決め、最後はTE宗助に7ヤードのTDパスを決めて先制。攻撃はその後もTD1本を取るが、アサイメントミスが多く、パスをインターセプトされるなど一気呵成の攻撃は見られない。
 後半に入って2本のTDを加えると、守備もLB平群、DL佐岡がファンブルボールを拾ってTDに結びつけるビッグプレーを演じてリードを広げた。最後は、新人QB出原が24ヤードのTDパスを決め、52―0での大勝となった。
 ただ、点数ほど試合内容は充実していない。攻撃の一つ一つのプレーに関学らしい精密さがなく、雑な印象は否めない。守備も明大攻撃がミスを連発しているのに救われており、実際の力を計るのはこれからになりそうだ。