京都大学戦レポート

 1敗同士の対決となった関京戦。関学は先の立命を見る余裕はなく、この一戦の勝利こそが優勝へ望みをつなぐ手段であった。
 第1Q、関学からの攻撃はファーストダウンを奪えずにパント。しかし、スナップミスにより陣地を挽回することが出来ず、大きくロス。京大にチャンスを与えてしまう。しかし、関学ディフェンスはこの窮地をFGの3点で凌ぎ切った。このディフェンスの頑張りに奮起したいオフェンス陣は続く攻撃でRB岸(昌)、大谷がロングゲインでゴール前に迫ると、最後はQB尾崎が1ヤードを押しこんで7−3と逆転した。
 第2Q、両校とも攻撃の決め手を欠きパントの蹴り合いが続き。そして、均衡した雰囲気を漂わせたまま前半戦を終了した。
 後半戦に入っても我慢のシリーズが続いた。勝負の行方は第4Qへ。関学ディフェンスは幾度となくパスでゲインを許しゴール前10ヤードまで攻めこまれた。だが、怪我から復帰のLB田中(秀)が目の覚めるようなQBサックで京大の攻撃を封じFGに留めた。7−6。時間を消費しながらの関学オフェンス最後のシリーズはRB杉原が5ヤードを走りきりTD。関学が京大に勝利した。次節、立命戦へ望みをつないだ。